新年のご挨拶(ぜぜ健康友の会ニュース2022年1月号より)
東昌子 膳所診療所所長
あけましておめでとうございます。
二年に及ぶコロナ禍で貧困と格差がますます広がる中、今年こそ命と暮らしを大切にする社会への転換を、と願っています。
第六波への備えとして国は、病床数削減計画(地域医療構想)は続行、非常時通常医療を制限してのコロナ病床確保の方針を打ち出しました。がん関連学会の全国調査で2019年と比較し、2020年はがん診断数は9%減少、特に早期がんの発見が減少したと発表しました。
受診控え、検診控えでの手遅れがんが現実のものとなりました。
感染対策には十分注意しながらも、適切に通院治療やがん検診をぜひ受けていただきたいと思います。合わせて、国には保健所機能の充実、貧困者支援の抜本的強化を求めて、力を合わせて、運動していきたいと思います。
松村恒夫 ぜぜ健康友の会会長
新年あけましておめでとうございます。
新型コロナウイルス蔓延で3年目になろうとしていますが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
コロナ禍の中、政府が場当たり対策で感染の爆発的蔓延が在宅療養というかつてない方針で、尊い命が失われることもしばしばで心が痛む思いでした。私たちは、この状況は政府の医療行政に対する無責任と思えて仕方ありません。健康友の会はPCR検査のいつでもどこでも実施できる体制を、滋賀県当局に掛け合いましたが、実施には至りませんでした。コロナ禍に打ち勝つため、科学的根拠であらゆる施策、ワクチンの開発、特効薬の速やかな開発など政府の方針転換で国民の命と暮らしを守っていくことを最重点にして、第六波を防ぎ、終息に向かってほしいと思います。
国民生活では現憲法が日常生活に生かされる政治を行ってほしいものです。政府はコロナ禍に乗じて、非常事態宣言を拡大解釈し、憲法改正を声高に叫んでいますが、この策動を許してはなりません。ぜぜ健康友の会は平和な社会でこそ、健康で安心して住み続けられるまちづくりが出来ます。この思いを柱にこれからも皆さんと一緒に頑張ります。この一年、健康で活躍されることを祈っています。